その二、三を述べよう。セレニウムは光にあてるとその電気抵抗が変る。また光にあてて電流を生ずるものもベッケレルが発見したし、かつ菫外線を金属にあてると、金属から電子の飛び出ることもヘルツが発見した。
第 8 章
さてファラデーは、以上の研究をまとめてローヤル・ソサイテーに出したのが、一八四五年十一月六日のことで、これが「電気の実験研究」第十九篇になっている。
表題には、「光の磁気を帯ぶること」または「磁気指力線の照明」というような、妙な文句がつけてある。
一八 磁性の研究
ファラデーのこの論文がまだ発表されない前に、ファラデーはまた別の発見をした。
すなわち十一月四日に、先頃他から借りて来た強い磁石で、前に結果の出なかった実験を繰り返してやって見て、好成績を得た。
それは普通に磁性が無いと思われている種々の物体も、みな磁性があることを発見したのである。
これも第一番に、前の重ガラスで発見したので、ファラデーの手帳に書いてあるのにも、「鉛の硼硅酸塩、すなわち重ガラスの棒を取った。これは前の磁気の光に対する作用を研究するときに用いたもので、長さ二インチ、幅と厚さは各々〇・五インチである。これを磁極の間に吊して、振動の静まるのを待つ。そこで電池をつないで磁気を生じさせたから、ガラスの棒はすぐに動いて」は底本では「すぐに動いて」]廻り出し、磁気指力線に直角の位置に来た。
少々振動させても、ここで静止する。
手でこの位置より動しても、すぐに元の所にもどる。
数回やっても、その通りであった。
」 これから種々の物体について、やって見た。
結晶体、粉、液体、酸、油。
次には蝋、オリーブ油、木、牛肉(新鮮のものおよび乾いたもの)、血。
いずれもみな反磁性を示し、ことにビスマスは反磁性を強く示した。
これらの研究の結果は一八四五年十二月に発表し、例の「電気の実験研究」第二十篇におさめてある。
同第二十一篇はこの研究の続篇で、翌年一月に発表した。
これは鉄の化合物に対する研究で、固体でも液体でも、塩基の部分に鉄をもつ物はみな磁性を示し、絵具のプルシァン・ブリューや緑色のガラス瓶に至るまでも磁性を示すことが出ている。
一九 光の電磁気説
一八四六年に王立協会でファラデーのやった金曜の夜の講演に、「光、熱等、輻射のエネルギーとして空間を伝わる振動は、エーテルの振動ではなくて、物質間にある指力線の振動である」という句があった。
この考は友人フィリップスに送った手紙にくわしく書いてあり、またこの手紙を、「光の振動についての考察」という題で、同年五月のフィロソフィカル・マガジンにも出した。
これが、ファラデーの書いたものの中で、最も想像的なものとして著名なので、少しも実験の事は書いてない。
恐らくこの時こそ、理論家としてファラデーが最高潮に達した時であろう。
上の物質間にある指力線の振動というのが、今日の言葉でいうと、電子の間にある電磁気指力線の振動の事で、これが光、熱等の輻射に外ならずというのである。
この考こそ後になって、マックスウェルが理論的に完成し、ヘルツが実験上に確かめた光の電磁気説である。
マックスウェルの書いた物の中にも、「ファラデーによりて提出された光の電磁気説は、余がこの論文に精しく述ぶるものと、実質において同じである。ただ一八四六年の頃には、電磁波の伝わる速度を計算する材料の存在しなかった事が、今日との相違である」と。
二〇 その他の研究
この一八四六年の後半より翌年にかけて、ファラデーは研究を休んだ。
その後一八四八年の十二月に至りて発表したのが、「電気の実験研究」の第二十二篇になっている、磁場におけるビスマスの性質を研究したものである。
ビスマスの結晶を一様なる強さの磁場に吊すと、必ず一定の方向を取るので、(一様な強さの磁場に吊すのは、もともとビスマスに強い反磁性があるゆえ、磁場の強い所から弱い所へと動く性質がある。
これの顕われ無い様にする)ためである。
これは、結晶体の構造に方向性があることを示すので、ビスマスのみならず、砒素、アンチモニーの結晶にも、同様の性質がある。
なお研究の続きを一八五〇年三月に発表した。
(「電気の実験研究」第二十三篇) ファラデーは以前から、重力と電気との間に関係あるべきを確信しておったが、その実験をしても、少しも結果を得なかった。
その得ないままを、同年十一月に発表した(同上、第二十四篇)。
また同時に、酸素、水素等の磁性の研究を発表し、酸素に強い磁性あることを記した(同上、第二十五篇)。
なお磁気性に対する伝導の力すなわち誘磁率の研究と空気の磁性の研究も発表した(同上、第二十六篇およびおよび」は底本では「第二十六篇および」]第二十七篇))」は底本では「第二十七篇)」]。
ただし、空気の磁性の研究は学者間に余り賛成を得なかった。
二一 再び感応電流に就いて
翌一八五一年には七月より十二月の間、再び電磁気感応の研究をして、定量的の定律を発見した。
すなわち、一様の強さの磁場で針金を一様に動すとき、感応によりて生ずる電流の強さは、その運動の速さに比例し、従いて針金の切りたる磁気指力線の数に比例すというのである。
次に、磁場の強さや大いさを測定するに、この定律を用いて、感応にて生ずる電流の強さの測定による方法を考えた。
これらの研究は同年十二月並びに翌年」はママ]一月に発表し、「電気の実験研究」の第二十八、二十九の両篇になっている。
この後一八五二年に王立協会にて講演せる「磁気指力線」に関するものおよびフィロソフィカル・トランサクションに出せる「磁気指力線の性質」に関するものは、いずれも有名な論文である。
「電気の実験研究」の第三巻は上の第十九篇より二十九篇までに、今述べた両論文と、前に述べたフィリップスに与えた手紙、それからこの後二、三年間に書いた断篇を収めたもので、一八五五年の出版に係り、総頁五百八十八で、第一巻より通じての節の数は約三千四百である。
二二 晩年の研究
ファラデーの研究はこの後にも続き、一八五六年には水の結晶を研究し、復氷の現象を発見した。
すなわち氷の二片を圧すと固まりて一片となるというので、これは周囲の空気の温度が氷点より少し高くても出来ることである。
一八五九年に出版した「化学および物理学の実験研究」は、ファラデーの一番初めに発表した生石灰の分析の研究より一八五七年頃までの研究にて、化学並びに物理学に関した論文をまとめたもので、この外には狐狗狸に関する論文もおさめてあり、巻末には「心の教育」という一八四四年五月六日、王立協会にてヴィクトリア女皇の良人アルバート親王、並びに一般の会員に対して講演したものも入れてある。
総頁は四百九十六。
実験室手帳によれば、ファラデーの行った最後の実験は一八六二年三月十二日で、光に対する磁場の影響に関するものである。
分光器にてスペクトルをつくり、これが磁場にていかなる変化を受くるかを調べたるも、結果は見当らなかった。
この後三十五年を経て、一八九七年オランダ人のゼーマンがこの変化を研究し、今日ゼーマン効果といわれている大発見となった。
二三 研究の総覧
これよりファラデーの研究の全般を窺おう。
それにはチンダルの書いたものがあるから、そのままを紹介する。
ただファラデーの死後間もなく(今から言えば五十年前に)書かれたものだから、多少不完全な点もあるようである。
「アルプス山の絶頂に登りて、諸山岳の重畳するを見渡せば、山はおのずから幾多の群をなし、各々の群にはそれぞれ優れた山峯あって、やや低き諸峰に囲まるるを見る。非常なる高さに聳ゆるの力あるものは、必ずや他の崇高なるものを伴う。ファラデーの発見もまたそのごとく、優秀なる発見は孤立せずして、数多の発見の群集せる中の最高点を形成せるを見る。
「すなわちファラデーの電磁気感応の大発見を囲んで群集せる発見には、電流の自己感応、反磁性体の方向性、磁気指力線とその性質並びに配布、感応電流による磁場の測定、磁場にて誘導さるる現象。これらは題目において千差万別なるも、いずれも電磁気感応の範囲に属するものである。ファラデーの発見の第二の群は、電流の化学作用に関するもので、その最高点を占むるは、電気分解の定律なるべく、これを囲んで群集せるものは、電気化学的伝導、静電気並びに電池による電気分解、金属の接触による起電力説と電池の原因に関する説の欠点、および電池の化学説である。第三群は光の磁気に対する影響で、こは正にアルプス山脈のワイスホルン峰に比すべきものか。すなわち高く美しくしかも孤峰として聳ゆるもの。第四群に属するのは反磁性の発見で、総ての物質の磁性を有することを中心として、焔並びにガス体の磁性、磁性と結晶体との関係、空中磁気(ただし一日並びに一年間の空中磁気の変化に関する説は完全とは言い難かるべきも)である。
「以上に列記したるは、ファラデーの発見中の最も著名なるもののみである。たといこれらの発見なしとするも、ファラデーの名声は後世に伝うるに足るべく、すなわちガス体の液化、摩擦電気、電気鰻の起す電気、水力による発電機、電磁気廻転、復氷、種々の化学上の発見、例えばベンジンの発見等がある。
「かつまたそれらの発見以外にも、些細の研究は数多く、なお講演者として非常に巧妙であったことも特筆するに足るだろう。
「これを綜合して考うれば、ファラデーは世界の生んだ最大の実験科学者なるべく、なお歳月の進むに従って、ファラデーの名声は減ずることなく、ますます高くなるばかりであろう。」と。
ファラデーの名声がますます高くなるだろうと書いたチンダルの先見は的中した。
しかし、チンダルはファラデーの最大の発見を一つ見落しておった。
それは実験上での発見ではなくて、ファラデーが学説として提出したもので、時代より非常に進歩しておったものである。
もしチンダルにその学説の価値が充分に理解できたならば、チンダル自身がさらに大科学者として大名を残したに違いない。
それは何か。
前にフィリップスに与えた手紙のところで述べた電気振動が光であるという説である。
マックスウェルの数理と、ヘルツの実験とによりて完成され、一方では理論物理学上の最も基本的な電磁気学に発展し、他方では無線電信、無線電話等、工業界の大発明へと導いた光の電磁気説がそれである。
年表
一七九一年 九月二十二日 ロンドン郊外ニューイングトン・ブットに生る。
一八〇四年 リボーの店に入る。
一八一二年 二月 サー・デビーの講演を聴く。
一八一三年 三月 一日 王立協会の助手となる。
同 十月 十三日 サー・デビー夫妻に従って欧洲大陸に出立す。
一八一四年 イタリアにあり。
一八一五年 四月二十三日 ロンドンに帰る。
一八一六年 一月 十七日 始めて講演す。
一八一六年 生石灰を研究し、その結果を発表す。
一八二一年 六月 十二日 結婚す。
王立協会の管理人となる。
(三十歳)同 九月 三日 電磁気廻転を発見す。
一八二三年 ブランド教授に代って講演す。
同 塩素を液化す。
一八二四年 一月 八日 ローヤル・ソサイテーの会員となる。
同 ベンジンの研究。
一八二五年 ガラスの研究。
アンデルソン助手となる。
同 二月 王立協会の実験場長となる。
金曜夕の講演を始む。
一八二七年 「化学手細工」を著す。
ブランド教授辞職す。
一八二九年 ウールウィッチ海軍大学の講師となる。
同 五月二十八日 サー・デビー逝く。
一八三一年 電磁気感応の発見。
「電気の実験研究」第一篇。
(四十歳)一八三二年 同第二篇。
一八三三年 同第三篇、第四篇、第五篇、第六篇(発表は翌年)一八三四年 同第七篇、第八篇、第九篇(発表は翌年)。
夕食の招待も断わり、専心研究に従事す。
一八三五年 同第十篇。
同 十二月二十四日 年金を受く。
一八三六年 灯台の調査を嘱託せらる。
一八三七年 同第十一篇。
一八三八年 同第十二篇、第十三篇、第十四篇、第十五篇。
一八三九年 健康を害す。
一八四〇年 同第十六篇、第十七篇。
同 教会の長老となる。
一八四一年 健康を害し、スイスに旅行す。
(五十歳)一八四三年 同第十八篇。
一八四四年 教会の長老をやめらる。
一八四五年 同第十九篇、第二十篇、第二十一篇(発表は翌年)。
一八四六年 フィリップスへの手紙にて電磁気振動を論ず。
一八四八年 同第二十二篇。
一八五〇年 同第二十三篇、第二十四篇、第二十五篇、第二十六篇、第二十七篇。
一八五一年 同第二十八篇、第二十九篇(発表は翌年)。
(六十歳)一八五三年 狐狗狸を研究す。
一八五四年 (チンダル王立協会の物理学教授に任ぜらる。
)一八五六年 復氷の発見。
一八五七年 ローヤル・ソサイテーの会長に推挙されしも辞退す。
一八五八年 ヴィクトリア女皇ハンプトンコートに邸宅を賜う。
一八六〇年 再び教会の長老となる。
一八六一年 王立協会の教授をやむ。
(七十歳)一八六二年 三月 十二日 最終の研究。
六月 二十日 最終の金曜夕の講演。
一八六三年 ロンドン大学の評議員をやむ。
一八六四年 教会の長老をやむ。
一八六五年 王立協会管理人をやむ。
灯台調査をやむ。
一八六七年 八月二十五日 逝く。
参考書類
ファラデーの伝については、第一に、
TheLifeandLettersofFaraday.Dr.BenceJones.
1870年.二巻.385頁および491頁.
おもにファラデーの手紙によったもので、最も確実な伝記に違いない。
しかし読んで興味津々たるものとはいえない。
ファラデーの書斎、実験室等の画もはいっている。
旧い本で絶版になりて手にいりにくい。
著者のベンス、ジョンスという人は王立協会の秘書役をしていた人で、そのため材料を多く集められたのである。
第二に、
FaradayasaDiscoverer.JohnTyndall.
1868年初版.1870再版.199頁.
チンダルはファラデーの後任として王立協会の教授になった人で、講演が上手であり、世才もあり、有名だった人である。
この本はおもに研究の方面からファラデーの事を書いたもので、学理の事があるが決して難解ではなく、良く書いてある。
この本の終りの所にファラデーをゲーテに比し、自分を暗にシ※レルに擬して、シ※レルがゲーテよりも生き長らえたという風な記事がある。
しかしチンダルは学者としてはファラデーとは全く段が違うのである。
この本も今日は絶版かと思う。
あまり厚い本ではなく、活字も大きい。
青い表紙の本で、巻頭にファラデーの肖像がある。
第三は、
MichaelFaraday. J.H.Gladstone,Ph.D.,F.R.
1872年.176頁.
このグラッドストーンという人は有名な政治家とは異う。
ファラデーと灯台の調査等を共にした人で、ファラデーの宗教関係の事や、日常の生活の事等がよく書いてある。
一番読み易い本である。
が、絶版で手にいりにくいと思う。
第四に、一番新しいのは電気工学者のシルベナス・トンプソンの書いた、
MichaelFaraday,hislifeandwork,SilvanusP.Thompson.
1901年.308頁.
伝も研究も大体出ておる。
これが今日で最も手近な本である。
ただ文章が巧みだとか、平易だとかはいい難いかも知れない。
第五に、
LifeandDiscoveriesofMichaelFaraday.Crowther.
PioneersofProgress叢書の内にて1918.年.72頁.
小冊子にて、ごく簡単に書きたるもの。
実は以上の五つの書物共著者の手元に在るのでファラデーの伝を書くことにしたのである。
地名、人名、物名の原語
厳正なる仮名遣によらず、普通行わるる発音に従って分類す。
ア
アレキサンドロス(人)Alexandros.ギリシャの大王。
アイルランド(地)Ireland.(イギリス)アボット(人)Abbott.名はベンジャミン。
アルベマール(地)Albemarle.町名。
アストレー(地)Astley.興業物の名。
アセニウム倶楽部AtheneumClub.アーベル(人)Abel.アシュレー男(人)LordAshley.アンソニー・アシュレー・クーパー。
一八〇一―一八八五。
第七代のシヤフスバリー伯、政治家。
アンデルソン(人)Anderson.アカデミー 学士院。
アンチノリ(人)Antinori.イタリア科学者。
アントロギアAntologia.雑誌の名。
アッパーデール(地)UpperDeal.アイバンホーIvanhoe.小説の名。
アルバート親王(人)PrinceAlbert.ヴィクトリヤ女王の良人。
アロー(人)Arrow.(SirFrederick)アプリース(人)Appreece.デビー夫人。
アンペア(人)アンドリー・マリー。
一七七五―一八三六。
フランスの物理学者。
電流の研究あり。
アラゴ(人)Arago.フランソア・ジアン・アラゴ。
一七八六―一八五三。
フランス人。
星学、物理学に秀ず。
アノードAnode.アニオンAnion.アルプス(地)Alps.山名。
アペナイン(地)Apennines.山名。
安全灯Safetylamp.アイスランド・スパーIcelandSpar.
イ
イーストバン(地)EastBourne.イプスウイッチ(地)Ipswich.(イギリス)
ウ
ウエーマウス(地)Weymouth.町の名。
ウエスト(人)West.ウォータールー・プレース(地)Waterlooplace.ウォーラストン(人)Wollaston.ウイリアム・ハイデ・ウオーラストン。
一七六六―一八二八。
医師より科学者になり、化学、工学において実用に関する発見をなす。
ウールウイッチ(地)Woolwich.ウイリアム四世(人)William※.ヴィクトリア女王(人)QueenVictoria.ウエントオース(人)Wentworth.ウインチルシー伯(人)EarlofWinchilsea.ヴィーデン(人)Wieden.ウォータールー橋WaterlooBridge.ヴェニス(地)Venice.(イタリア)
エ
エリザベス・ジーン(人)ElizabethDean.エールステッド(人)Oersted.ハンス・クリスチヤン・エールステッド。
一七七七―一八五一。
デンマークの物理学者。
大学教授。
エドワード(人)Edward.エリクソン(人)Ericsson.名はヂョン。
一八〇二―一八八九。
スウェーデン人。
発明家として有名。
エヂソン(人)Edison.トーマス・アルバ、エヂソン。
アメリカ有名の発明家。
現存。
エム・ピクテー(人)M.Pictet.マルカス・オーガスト・ピクテー。
一七五二―一八二五。
スイスの物理学者。
永久ガスPermanentgas.エレクトロトニックの状態Electrotonicstate.エーテルEther.英国科学奨励会BritishAssociationoftheAdvancementofScience.
オ
王立協会RoyalInstitution.オステンド(地)Ostend(ベルギー)王立海軍学校RoyalNavalAcademy.オックスフォード大学UniversityofOxford.
カ
カーライル(人)Carlyle.トーマス・カーライル。
一七九五―一八八一。
有名な文人。
カロリン・フオックス(人)CarolineFox.一八一九―一八七一。
ミル等の友人。
カレッヂ(人)Coloridge.一七七二―一八三四。
有名の詩人。
ガシオット(人)Gassiot.カント(人)Kant.一七二四―一八〇四。
ドイツ人、有名の哲学者。
ガーネット(人)Garnett.ガリレオ(人)Galileo.一五六四―一六四二。
イタリア著名の科学者。
カンパニア(地)Campagne(イタリア)カソードCathode.カチオンCation.感応電流InducedCurrent.渦動Vortexmotion.「化学の手細工」ChemicalManipulation.「化学および物理学の実験研究」ExperimentalResearchesonChemistryandPhysics.
キ
キング(地)King.キァンブリッジ大学UniversityofCambridge「金曜夕の講演」FridayEveningLecture.キングス・カレッジKing'sCollege.キーン(人)Kean.父も著名の俳優。一八〇九―一八六八。
キルヒホッフ(人)Kirchihoff.グスターフ・キルヒホッフ。一八二四―一八八七。ドイツ著名の物理学者。
キュービエー(人)Cuvier.一七六九―一八三二。フランス著名の比較解剖学者。
キャバリヤー・プルシアン・オーダー・オブ・メリットChavalierofthePrussianOrderofMerit.
ク
グラッドストーン(人)Gladstone.ジョン・ホール・グラッドストーン。
化学者。
ファラデーの伝記の著者。
ただし序文にいうは英国有名の政治家にて別人なり。
クラッパム(地)Clapham.クエーカーQuaker.耶蘇教宗派の名。
グラス(人)Glas.ジョン・グラス。
イギリス人。
一六九五―一七七三。
グラサイトGlasites.「クリスマスの講演」ChristmasLecture.クロッス夫人(人)Mrs.Crosse.アンドリウ・クロッス。
(一七八四―一八五五。
電気の応用をせし人。
)の夫人なり。
グローブ(人)Grove.サー・ウイリアム・ロバート・グローブ。
一八一二―一八九六。
判事なれど物理を研究し電池を作る。
クルークス(人)Crookes(SirWilliam).一八三二―一九一九。
英国科学者。
グリニッチ(地)Greenwich.(イギリス)グラハム(人)Graham.トーマス・グラハム。
一八〇五―六九。
化学者。
大学教授、造幣局長となる。
クレメント(人)フランス人。
クルトア(人)Courtois.フランス化学者。
ケ
ケルン(地)Cologne.ケルヴィン男(人)LordKelvin.姓名はウイリアム・トムソン。
一八二四―一九〇七。
英国有名の物理学者。
ゲッチンゲン(地)(ドイツ)ケンシントン公園(地)KensingtonGardens.ケル(人)Kerr.英国の物理学者。
一八二四生れ。
ケルの効果Kerr'seffect.ゲーテ(人)一七四九―一八三二。ドイツ有名の文人。
ゲー・ルーサック(人)Gay-Lussac.一七七八―一八五〇。フランス人。化学者。
ゲノア(地)Genoa.(イタリア)
コ
コルソ(地)Corso.(イタリア)コプレー賞CopleyMedal.コンコード(地)Concord.(アメリカ)「心の教育」MentalEducation.コール・デ・タンデ(地)ColdeTende.コロシウムColosseum.コモ(地)Como.(イタリア)
サ
サー・ジェームス・サウス(人)SirJamesSouth.一七八五―一八六七。
医師にして天文学者。
サウス(人)同上。
サー・ハンフリー・デビー(人)SirHumphryDavy.サー・ジョセフ・バンクス(人)SirJosephBanks.一七四四―一八二〇。
植物学者にして四十一年間ローヤル・ソサイテーの会長をつとむ。
サンデマン(人)Sandeman.ロバート・サンデマン。
一七一八―一七七一。
サンデマン宗Sandemanians.サラ・バーナード(人)SarahBarnard.サー・チャールズ・ライエル(人)SirCharlesLyell.一七九七―一八七五。
イギリスの地質学者。
サー・ロバート・ピール(人)SirRobertPeel.一七八八―一八五〇。
イギリス有名の政治家。
サー・ヘンリー・ホーランド(人)SirHenryHolland.一七八八―一八七三。
有名の医者サー・ベンヂャミン・ブロージー(人)SirBenjaminBrodie.一七八三―一八六三。
外科医。
サー・フレデリック・アロー(人)SirFrederickArrow.サルホ酸Sulpho-acids.
シ
シェーキスピア(人)Shakespear.一五六四―一六一六。
イギリスの大詩人。
シ※レル(人)Schiller.一七五九―一八〇五。
ドイツ有名の文人。
ジェームス(人)James.ジョージ・リボー(人)GeorgeRiebau.「市の科学会」CityPhilosophicalSociety.シリウムSirium.ジョージ・バーナード(人)GeorgeBarnard.ジョン・グラス(人)JhonGlas.ジェン・バーナード(人)JaneBarnardジョン・フーラー(人)JohnFuller.ジーメンス(人)Siemens.一八二三―一八八三。
サー・ウイリアム・ジーメンス。
会社長、発見多し。
シール(人)Scheele.名はカール・ウィルヘルム。
一七四二―一七八六。
スウェーデンの化学者、発見多し。
シルベナス・トンプソン(人)SilvanusThompson.イギリス。
電気学者。
笑気Laughinggas亜酸化窒素、Nitrousoxides.のこと。
重ガラスHeavyglass.磁気線Linesofmagneticforce.自己感応Self-induction.真空放電Vacuumdischarge.磁性Magneticproperty.重力Gravitation.
ス
スツットガルト(地)Stuttgardt.ドイツ市の名。
スマート(人)Smart.スコットランド(地)Scottland.ストラスブルグ(地)Strassburg.市の名。
現今はフランス領。
スタルゲヲン(人)Sturgeon.一七八三―一八五〇。
ウイリアム・スタルゲヲン。
靴屋の見習より大学教授となる。
セ
セント・ジョージ病院St.GeorgeHospital.静電気Staticelectricity.絶縁物Dielectricbody.セレニウムSelenium.ゼーマン(人)Zeeman.オランダの物理学者。
一八六五生れ、現存。
ゼーマン効果(人)Zeeman'seffect.セイヌ(地)Seineゼネバ(地)Geneva.(スイス)
タ
タタム(人)Tatum.ダンス(人)Dance.「タイムズ」The Times.新聞の名。
ダーウィン(人)Darwin(Charles.)一八〇九―一八八二。
英国有名の博物学者。
タスカニイの大公爵GrandDukeofTuscany.
チ
チンダルTyndall.一八二〇―一八九三。
一八八二以来退隠。
科学者なれど文才あり、著書多し。
ヂュワー(人)Dewar.サー・ジェームス・ヂュワー。
一八四二年に生る。
低温度の研究に名あり。
ヂール(地)Deal.チャイルド・ハロルドChildHarold.詩篇の名。
ヂェンニイ・リンド(人)JennyLind.スウェーデン人ゴールドシュミッド夫人。
一八二〇―一八八七。
有名のソプラノの歌人。
チューリン(地)Turin.(イタリア)チロール(地)Tyrol.(オーストリア)
ツ
ツーリヒ(地)(スイス)
テ
デビー(人)Davy(Sir.Humphry)デ・ラ・ロッセ(人)DelaRoche.デ・ラ・リーブ(人)DelaRive.父はグスターブ、子はアウグスト、テルニ(地)Terni.(イタリア)デボンシャイア(地)Devonshire.(イギリス)テニズン(人)Tennyson.アルフレッド・テニズン。
一八〇九―一八九二。
英国有名の詩人。
テームズ(地)Thames.(イギリス)電磁気廻転Electro-magneticrotation.電気分解Electrolysis.電流の伝導Conductionofcurrent.電池Electriccell.電気鰻Electriceel.電磁気説Electro-magnetictheory.電磁気波Electro-magneticwave.電磁気振動Electro-magneticoscillation.「電気の実験研究」ExperimentalResearchesonElectricity.「天然の力とその相互の関係」OntheVariousForcesofNatureandtheirRelationstoeachother.
ト
ドルセット(地)Dorset.ドーバー(地)Dover.トリニテー・ハウスTrinityHouse.トーマス・ヤング(人)ThomasYoung.ドロンド(人)Dollond.名はジョン。
ナ
ナポレオン(人)Napoleon.ナポレオン一世。
ナイトKnight.ナフサリンNaphthalene.
ニ
ニューイングトン・ブット(地)NewingtonButtes.ニコル(人)Nicol.ジョン・プリングル・ニコル。
一八〇四―一八五九。
グラスゴーの天文学教授。
ニュートン(人)Newton.一六四二―一七二七。
イギリス有名の大科学者。
ニューヨルク(地)New York.(アメリカ)ニース(地)Nice.(フランス)
ネ
ネルソン(人)Nelson.一七五八―一八〇五。
イギリス有名の海軍々人。
ネープル(地)Naples.(イタリア)
ノ
ノビリ(人)Nobili.イタリア科学者。
ノーサムバーランド侯(人)DukeofNorthumberland.姓はペルシー。
ノルマンヂイ(地)Normandy.(フランス)
ハ
ハイデルベルヒ(地)Heidelberg.(ドイツ)ハムステッド(地)Hampstead.バーナード(人)Barnard.バーミンガム(地)Birmingham.(イギリス)パルマル(地)PallMall.ハセット(人)Hachette.フランス人。
バァリー(人)Barry.パウル・アレイ(地)PaulAlley.バイロン(人)Byron.一七八八―一八二四。
イギリス有名の詩人。
バルロー(人)Barlow.ハム(地)Ham.ハックスレー(人)Huxley.一八二五―一八九五。
イギリス有名の博物学者。
ハンプトンコート(地)HamptonCourt.ハイゲート(地)Highgate.ババリア(地)Bavaria.ドイツ国名。
パリス(人)Paris.英国の化学者。
バーデン(地)Barden.(ドイツ)パヅア(地)Padua.(イタリア)市の名。
反磁性Diamagnetism.媒介物Medium.
ヒ
「百科全書」EncyclopaediaBritanica.ピカデリー(地)Piccadilly.町の名。
ピクテー(人)Pictet.名はマルカス、オーガスト。
ピエトラ・マラ(地)PietraMala.光の波動説Wavetheoryoflight.光の電磁気説Electromagnetictheoryoflight.
フ
ファラデー(人)Faraday.
ミケル・ファラデーMichael―ジェームス・―James―マーガレット・―Margaret―リチャード・―Richard―ロバート・―Robert―
ブランド町(地)BlandfordStreet.フリート町(地)FleetStreet.フィリップス(人)Phillips.フランス(地)France.ブラッセル(地)Brussels.(ベルギー)ブランド(人)Brande.ウイリアム・トーマス・ブランド。
一七八八―一八六六。
化学者、後に造幣局の部長。
プレスビテリアンPresbyterian.「フラザー雑誌」Fraser'sMagazine.プリュッカー(人)ジリヤス・プリュッカー。一八〇一―一八六八。ドイツの数学、物理学者。
フィロソフィカル・マガジン PhilosophicalMagazine.物理学雑誌の名。
フランクリン(人)Franklin.一七〇六―一七九〇。アメリカの政治家、科学者。
ブライトン(地)Brighton.(イギリス)海水浴所。
ブンゼン(人)Bunsen.名はロバート・ウイルヘルム。一八一一―一八九九。ドイツ化学者、大学教授。
ブルデット・クート男爵夫人BaronessBurdett-Coutts.一八一四―一九〇六サー・フランシス・ブルデットの娘、祖父クルートの遺産を受けて慈善事業につくす。男爵夫人に叙せらる。
ブロージー(人)Brodie(SirBenjamin)ブラウニング(人)Browning.ロバート・ブラウニング。一八一二―一八八九。イギリス有名の詩人。
ブラウニング夫人(人)Mrs.Browning.名はエリザベス・バレット、一八〇六―一八六一。ロバートの妻、詩人。
フレネル(人)Fresnel.アウグスト・ジアン・フレネル。一七八八―一八二七。フランス工学技師。光学の大研究あり。
フッ素Fluorine.ファラデーの暗界Faraday'sdarkspace.フリントガラスFlintglass.フィロソフィカル・トランサクションPhilosophicalTransactions.フンボルト(人)Humboldt.ドイツの大科学者。
フォンテン・ブロー(地)Fontainbleau.(フランス)フローレンス(地)Florence.(イタリア)
ヘ
ベンス・ジョンス(人)BenceJones.ペイン(人)Payne.ベンジャミン・トンプソン(人)BenjaminThompson,ベスチウムVestium.ベンジンBenzine.ベロシピードVelocipede.ペーターノスター・ロー(地)PaternosterRow.ヘンリー(人)Henry.ジョセフ・ヘンリー。
一七九七―一八七八。
アメリカの物理学者、電気感応の研究あり。
ヘイウード(人)Haywood(James)ペチットジェン(人)Petitjean.ペイウエルベイ(地)PeywellBay.ベンジャミン・フランクリン(人)BenjaminFranklin.ベルナード(人)Pernard,ヘルシェル(人)Herschel.天文学者。
サー・ウイリヤムの子。
サー・ジョン・フレデリック・ウィリヤム・ヘルシェル。
星学、光学、化学に長ず、一七九二―一八七一。
終に造幣局長となる。
偏光Polarizedlight.ベッケレル(人)Becquerel.アントン・セーザー。
一七八八―一八七八。
子アレキサンダー・エドモンド、一八二〇―九一。
子アントアン・アンリ、一八五二―一九〇八。
いずれもフランスの物理学者。
ヘルツ(人)Hertz.ハインリッヒ・ヘルツ。
一八五七―一八九四。
ドイツ物理学者、電磁波の発見あり。
ベスビアス(地)Vesuvius.ベルン(地)Bern.(スイス)首府。
ホ
ボイル(人)Boyle.ロバート・ボイル。
一六二九―一六九一。
コーク伯の子、政治家、科学者。
「化学原理大要」NotesabouttheProduciblenessofChemicalPrinciples.ホーランド男(人)LordHolland.一七七三―一八四〇。
姓名はヘンリー・リッチャード・オックス、政治家。
ボネリー(人)Bonelli.ボナパルト(人)Bonaparte.ナポレオン一世。
ホーム(人)Home.一八三三―一八八六。
イギリス人なれどアメリカに行く、妖術に名あり。
ポロック夫人(人)LadyPollock.ボストン(地)Boston.(アメリカ)ボルタ(人)Volta.アレキサンダー・ボルタ。
一七四五―一八二七。
イタリアパピアの大学教授。
ホェーウェル(人)Whewell.ウヰリアム・ホェウェル。
一七九四―一八六六。
英国キャンブリッジ大学教授。
ボログナ(地)Bologna.(イタリア)硼硅酸塩ガラスBoro-silicateglass.
マ
マンチエスター・スクエーアManchesterSquare.マーガレット・ハスウエル(人)MargaretHastwell.マルセット(人)Marcet.ジャン・ハルジモンド。
スイス人、化学者。
マルセットに婚す。
一七六九―一八五八。
―の「化学叢話」ConversationsonChemistry.マスケリー(人)Masquerier.マグラース(人)Magrath.マレット(人)Mallet.マルガース(人)Margath.マコーレー(人)Macauley.トーマス・バビングトン。
一八〇〇―一八五九。
有名なる文人。
マックス・ミューラー(人)一八二三―一九〇〇。
ドイツ人なれどオックスフォード大学教授、博言学者。
マックスウェル(人)Maxwell.一八三一―一八七九。
イギリスの物理学者。
マキシミリアン公(人)PrinceMaximilian.マンハイム(地)Mannheim.(ドイツ)市の名。
マヨー(人)Mayo.名はヘルベルト。
ミ
ミューニッヒMunich(ドイツ)都の名。
ミュンヘン(地)Munchen.同上。
ミラン(地)Milan.(イタリア)市の名。
ム
ムンツの金属Muntzmetal.無線電信および電話Wirelesstelegraphyandtelephony.
メ
メリボルン男(人)LordMelbourne.ウィリヤム。
一七七九―一八四八。
政治家、子爵。
モ
モンド(人)Mond.ルードウィヒ・モンド。
一八三九―一九〇〇。
ドイツ人なれどイギリスに来り、化学工学家となり、十万ポンドを王立協会に寄附する。
モン・ブランの讃美HymntoMontBlanc.詩篇の名。
モンペリエ(地)Montpellier.モリシニ(人)Morichini.イタリア人。
ヤ
ヤコブス・ウエル・ミュース(地)Jacob'swellMews.ヤング(人)Young.
ユ
ユニバーシテー・カレッジUniversityCollege.誘磁率Magneticpermeability.
ヨ
ヨークシャイア(地)Yorkshire.(イギリス)地方の名。
ラ
ライド(人)Reid.ラムスゲート(地)Ramsgate.(イギリス)海水浴場。
ラボアジェー(人)Lavoisier.アントン・ローラン・ラボアジェー。
一七四三―九四。
フランスの化学者。
ラグランヂュ(人)Lagrange.一七三六―一八一三。
フランス人にてチュランに生る、大数学者。
リ
リボー(人)Riebau(George).リオン(人)Lyon.―の「電気実験」ExperimentsonElectricity.リチャード・フィリプス(人)RichardPhilips.リバープール(地)Liverpool.(イギリス)市の名。
リーの叢書Ree'sCyclopedia.リコポジウムLycopodium.植物の実にて小粒。
両極性Polarity.リオン(地)Lyons.(フランス)市の名。
ル
ルムフォード(地)Rumford.ルムフォード伯(人)CountRumford.ル・タンLeTemps.新聞の名。
ルイ・ナポレオン(人)LouisNapoleon.ナポレオン三世。
ルーブル(地)Louvre.宮殿の名。
レ
レッドクロッス町RedCrossStreet.レーマン湖(地)LacLemin.(スイス)レリシ(地)Lerici.(イタリア)
ロ
ロンドン(地)London.ロンドン大学UniversityofLondon.ロバート(人)Robert.ローヤル・ソサイテーRoyalSociety.ロバート・マレット(人)RobertMallet.ロッテスレー男爵(人)LordWrottesley.ロルフ(人)Rolfe.ローランド(人)Rowland.ヘンリー・オーグスタス・ローランド。
一八四八―一九〇一。
アメリカの光学者。
ローン河Rhone.ローザン(地)Lausanne.(スイス)市の名。
「ロウソクの化学史」TheChemicalHistoryofaCandle.
ワ
ワット(人)Watts. ―の「心の改善」OntheMind.ワルブルトン(人)Warburton.ワルメール(地)Walmer.ワイスホルン山(地)Weisshorn.
底本:「ファラデーの傳」岩波書店 1923(大正12)年5月15日第1版発行※「旧字、旧仮名で書かれた作品を、現代表記にあらためる際の作業指針」に基づいて、底本の表記をあらためました。
その際、以下の置き換えをおこないました。
「佛蘭西→フランス 伊太利→イタリア 伊→イタリア 伊国→イタリア 瑞西→スイス 佛国→フランス 希臘→ギリシャ 獨→ドイツ 獨逸→ドイツ 獨国→ドイツ 佛→フランス 瑞→スイス 墺→オーストリア 巴里→パリ 羅馬→ローマ 土耳古→トルコ 白耳義→ベルギー 亜米利加→アメリカ 墺地利→オーストリア 瑞典→スウェーデン 英→イギリス 埃及→エジプト 瓦斯→ガス 硝子→ガラス 土蛍→ミミズ 沃素→ヨウ素 金剛石→ダイヤモンド 志→シリング シルリング→シリング 磅→ポンド 基督→キリスト 蝋燭→ロウソク 蒼鉛→ビスマス 護謨→ゴム 鍍金→メッキ 吋→インチ 呎→フィート 弗素→フッ素 暫く→しばらく 殆ど→ほとんど 或る→ある 成るほど→なるほど 何時→いつ 如き→ごとき 雖も→いえども 又→また 殊→こと 先ず→まず これ等→これら 委しく→くわしく 迄も→までも それ故→それゆえ 是等→これら 宛も→あたかも 於て→おいて 如何に→いかに 終い→しまい 斯く→かく 此の→この 為す→なす 僅か→わずか 貰→もら 其→その 澤山→たくさん 只→ただ 兎に角→とにかく 啻→ただ 極く→ごく 未だ→まだ 夫故→それゆえ 及び→および 併し→しかし 最う→もう 且つ→かつ 斯様→かよう 即ち→すなわち 却って→かえって 之れ→これ 俤→おもかげ 勿論→もちろん 可なり→かなり 頤→あご 篏め→はめ 一寸→ちょっと 抑→そもそも 然し→しかし 幾分→いくぶん 何れ→いずれ 最早→もはや 若し→もし 遂に→ついに 直ぐ→すぐ 尤も→もっとも 益々→ますます 已に→すでに 依る→よる 之れ→これ 大抵→たいてい 更に→さらに 儘→まま 筈→はず 不図→ふと 唯→ただ 撓む→たわむ 成程→なるほど 折角→せっかく 皆→みな 以て→もって 此處、此所→ここ 有難う→ありがとう お休み→おやすみ 殊更→ことさら 亦→また 乃至→ないし 了つた→おわった 復た→また 復び→ふたたび 流石→さすが 所謂→いわゆる 寧ろ→むしろ 然る→しかる 重な→おもな 斯かる→かかる 則ち→すなわち 此度→このたび 尚ほ→なお 云う、云える、云い、云った、云われて→いう、いえる、いい、いった、いわれて 居った、居る→おった、いる」また読みにくい漢字には適宜、底本にはないルビを付けました。
※底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5-86)を、大振りにつくっています。
※大中小の見出しを用いて全体の構造を示すために、後編冒頭の「研究の三期」は、注記対象から外しました。
※底本の目次にならって、「ルムフォード伯」「サー・ハンフリー・デビー」「トーマス・ヤング」の上位に、「附記」という中見出しを立てました。