虞美人草

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十五

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部屋へやみなみ向くむく
仏蘭西ふらんすしきまどゆか去るさることすんすぐ硝子がらすなる
明け放てあけはなて這入るはいる
温かいあたたかいかぜ這入るはいる
椅子いすあし留まるとまる
かぜ留まるとまること知らしら容赦ようしゃなく天井てんじょうまで吹くふく
窓掛まどかけうらまで渡るわたる
からり朗らかほがらか書斎しょさいなる
仏蘭西ふらんすまどみぎ避けさけいちあしつくえ据えるすえる
蒲鉾形かまぼこがた引戸ひきど卸せおろせうえからじょうかかる
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