或阿呆の一生

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四十三 夜

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よるもう一度いちど迫り出しせりだし
荒れあれ模様もよううみうす明りあかりなか絶えたえ水沫すいまつ打ち上げうちあげ
かれかう云ふいふそらしたかれつま度目どめ結婚けっこん
それかれとう歓びよろこびだつ
同時どうじまた苦しみくるしみだつ
さんひとかれとう一しよいっしよおき稲妻いなずま眺めながめ
かれつま一人ひとり抱きいだきなみだこらゐるらしかつ
あすこふねいち見えるみえるええほばしら折れおれふね
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